公共交通の目指す将来像について

9月定例会において、私の思う公共交通の目指すビジョンに関して一般質問させていただいたところです。

今回は大きくまとめて市バス、民間路線バス、鉄道路線の3本をテーマにしました。

お時間がありましたらぜひご覧ください。


1 本市の地域公共交通計画の目指すところは。

2 本市の公共交通の利用促進について

(1)市民バスの利用促進策は。

(2)山交バス路線の見直しはできないか。

(3)鉄道路線の機能強化を図れないか。


質問原稿


今回の一般質問は様々な思いや地域の実情もありまして、項目は公共交通を一本でさせていただきます。コロナ渦という利用者が低迷している中ではありますが、アフターコロナに向けて、今しっかりと計画を練っていければと思います。また、相田議員、工藤議員も公共交通に関して質問しますが、「他にも項目があるから」と、気遣っていただき、ありがとうございました。

本題になりますが、公共交通と言われて本市はどのようなものを思い描きますか?おそらく「車があるので使わない」「不便だから使わない」という人が多いかと思います。

私もバス通勤を考えたことはありますが、車より所要時間がかかること、定期が高いこと、一番はダイヤが少ないのでバスで行ったら帰って来られるか自信がないこと、など様々な要素があり断念しました。

マイカーが普及する以前は、「バスでよく赤湯まで飲みに行ったもんだ」という話を伺います。山交バスの窪田線でありますが、現在では考えられません。

情報化や発展してきましたが、公共交通は衰退の一途を辿る一方です。本当に必要でないのであれば、それでも構わないかもしれません。しかしながら、交通弱者という免許を持たない中高生や高齢者や、観光客等の二次交通的な役割を考えると、維持するだけでなく、発展させるアイディアや仕組みづくりが必要だと考えます。そこで大項目1の公共交通計画の目指すところは、について伺います。本市では公共交通計画を策定中ですが、将来構想はどういったものなのか方向性を伺いたいと思います。例えば通勤通学等の日常生活での利用を充実させるのか、交通弱者への対応として作るのか、先ほども話しましたが観光客等の二次交通も含めたものなのか。路線で検討するのか、市域が広く、人口も偏りがあるためエリア毎で検討していくのか、方針を伺いたいと思います。

もう一点ですが、大学生時代は名古屋郊外へと通っていました。通勤通学はもっぱら地下鉄や電車、バスを乗り継いでの移動が主でした。数分に一本というわけではありませんでしたが、10分おきに走っており、さらには乗り換え時間も概ね10分以内と、朝の通学に不便を感じたことは、ほとんどなかったように記憶しております。

もちろん、ここは都市圏に入っておりますので、本市とは比べ物にならないのは十分承知しております。だからこそ民間路線とともに本気子になって取り組んでいかなければなりません。例えば、単一路線、点と点を線で結ぶだけではなく、公共交通をメッシュ状にし、本路線だけでなく別路線でも周辺まで行けるようにする考えも必要ではないかと思います。そこで重要になってくるのは、乗継時間等を考慮することです。高校等の通学者で考えると、米沢駅から学校まで路線はあるものの、その時間のダイヤがなく、自転車での移動しているのを見かけます。もちろん、金銭的にかかることや、学校までの所要時間を考えれば全てが対象となるわけではありませんが、そうしたことを考慮して計画を進めていく必要があるのかと思います。

そこでお尋ねしますが、大項目2、本市の公共交通の利用促進について、市民バスの利用促進策はどのようにお考えでしょうか。それと3月の予算委員会でも質疑して思ったことですが、現在、通勤にバスを利用している職員はたった1人です。利用促進には市職員を含め、通勤での利用も必要だと思うが、どのように考えているのか。現在庁舎の建て替え工事を行っているため、駐車場の制限から自転車や徒歩で来ている人を見かけます。健康面では良いかもしれませんが、冬期間はなかなか酷なものを感じます。そういったことからバス通勤できる人、したい人がいるとは思う一方で、循環バス路線でいえばダイヤ上、始業時間に間に合わない便もあるようです。間に合うダイヤもありますが、かなり早く出勤しなければなりません。ですが、たった4%20人の市職員が通勤に利用するだけで、年間利用の10%1万人の増加を見込めると考えます。他の職種もそうですが、こういった一つ一つを乗り越えていくことで、通勤でも利用を促していけるものだと思いますが、いかがでしょうか。

それと、各種割引制度について伺います。以前も伺っているので省略しますが、免許返納等の制度を別々で考えるのではなく、シンプルに65歳以上は半額などにし利用促進を促していく考えはあるのかいかがでしょうか。

次に山交路線バスの見直しをできないかについて伺います。本市では5路線運行されており、生活の足として学校や病院、そして観光地を繋ぐ重要な路線となっております。しかし路線で見てみると、主要なところだけをつないでいるため、住宅地からバス停まで遠いところもあります。高速バスなどもそうですが、乗客を拾う際は経由地を通り、最後は一直線で結ぶようなものをイメージしていただければと思います。そういったルートにできないか伺います。

 また、本市の政策として運賃の上限額を設けられないものでしょうか。例えば、南原線に関しては、駅から白布まで行く際に片道約1000円と高額な運賃となっております。市民バスの万世線では、上限額を設けた経過がありますし、デマンド交通でも片道500円と考えると、本市の公共交通の施策として、上限一律500円程度で考えても良いのではないでしょうか。

次に鉄道路線について伺います。単刀直入に申し上げますと、本市に新たな駅を設置することを検討できないものでしょうか。いわゆる地元自治体がJRにお願いして作る請願駅と言うことになります。例えば、市役所のある金池は、市、県、国などの機関があり、立地こそは中心部として良いものの、米沢駅からは少し距離があり、陸の孤島となっています。ですが、ちょうど市役所と道の駅の間に JR奥羽本線が走っており、800〜900メートル、徒歩10分の距離です。この六部館山跨線橋周辺に(仮)北米沢駅を設置すると、私は大きく公共交通の流れが変わる可能性があると思います。また、路線上バスも運行しているため、通勤通学での利用など、先ほど話しましたがダブルネットワーク、メッシュ状での輸送も可能となりうるはずです。

もう一か所としては、米坂線沿線の松川公園周辺の(仮)米沢女子短期大学前駅です。ここに関しては、その名の通り、米沢女子短大への通勤通学、また市陸上競技場への移動を想定しての新駅となります。現状としては、同短大からみて、米沢駅、南米沢駅まで共に徒歩30分あり、よっぽど時間がなければ歩くことは想定できません。そのため、本市としては同短大生や松川地区住民のために、循環バス南回り路線を運行していますが、ダイヤは一日往復5本、しかも右回りは13時が最終便。左回りはなんと始発が12時となっています。地域というよりは米短生の授業に合わせた運行ダイヤとなっているのが現状です。運行経費は1400万円で、単純に運行本数を倍増すれば1000万円以上の経費が増えてしまい、行政としても頭病みしているから増やせないのだと思います。一方、米坂線は一日往復10〜11本、概ね1時間程度運行されており、バスよりは遥に利便性は高いと思われます。さらには、陸上競技場を活用する場合、駅が目の前という地の利は魅力的だと思います。駅を持っている西部地区や広幡地区の児童生徒も利用しやすく、バス以外の選択肢が広がると考えています。

そのほかにも、様々な候補地などあるかもしれませんが、新駅設置の検討をできないものか伺いたいと思います。

最後になりますが、本市の公共交通計画がより魅力的かつ実現性の高い計画となり、市民の大切な足、さらには持続的なものになることをご期待し、壇上での質問を終わりにしたいと思います。