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3月定例会が閉会しました!


みなさん、こんにちは。4年間の任期最後の3月定例会が22日に無事閉会しました。

3月定例会といえば、何と言っても平成31年度の当初予算が上程される重要な定例会になっております。今回は青果物地方卸売市場の立てかえについてと、米沢北インターチェンジの土地利用についての2点を一般質問したほか、予算を含め22議案の審査を行いました。

今回の予算委員会では、米沢市の木、花の新規認定、来年3月にスタートするコンビニ交付、ファミリーサポートセンター支援事業の補助、すこやかセンターのプレイルームの開館時間の延長などを質問しましたが、改めてブログで質疑内容をまとめたいと思いますので、少々お待ちください。

さて、一般質問では青果物地方卸売市場の建てかえについてをさせていただきました。なぜこの質問をしたかといえば、いまいま倒壊することはないかもしれませんが、外観を見てみると大分老朽化が目立ってきているためです。ちなみに、費用の面でも顕著に出ておりまして、市場の予算は3000万円に対して、修繕費額が平成29年決算で600万円かかっております。今後も突発的に修繕などを行なっていくよりは、市場の建てかえを検討する必要があると思い質問しました。

青果物に関してはまもなく建てかえや今後のあり方についての方向性を示すとの回答をいただきました。

2点目は、本市では、コンパクトシティや立地適正化計画、財政健全化計画など持続可能な社会の形成を進める一方で、公共施設の集約や中心市街地の抜本的な取り組み、政策的な誘導もできていないようにも感じられます。私たち若い世代からは規模縮小のまちづくり、変わりばえしないまちなど余り印象を与えられていないのも現実です。近隣都市を見ても、天童市や鶴岡市などでは土地区画整理事業を行い、まちの新しい顔づくりに励んでいますし、お隣福島市や伊達市、南陽市などでもインターチェンジ周辺のまちづくりや土地利用が着実に進んできています。本市でもインター周辺の土地利用を具体化していかなければ、さらに遅れをとっていく可能性もあるため、米沢北インターチェンジの土地利用について質問致しました。

米沢北インターチェンジに関しては、今までの方向性と一転し、5年後に国営事業の編みかけが外れるため、計画を作っていきたいと答弁いただきました。

米沢は昭和50年代に庁舎、病院を含め大規模に作られたまちです。それが50年経ち、所々で老朽化の波が訪れてきました。人口減少に加え、財政状況も予断ならない中で、これらの対応をしなければなりません。規模縮小の街をしていくだけでは魅力は減少してしまいます。若い人たちにとって住んでよかった魅力のある街へと作っていくのも私たちの役目だと思います。引き続き、誠心誠意取り組んでまいりますので、何かあればご連絡いただければと思います。

ご興味があれば、下記の動画で議会の様子をご覧いただければと思います。

会議録

12番(成澤和音議員) 一新会の成澤和音です。今回、思うところがありまして産業振興への取り組みを推進するべく、青果物地方卸売市場の建てかえについて、東北中央自動車道米沢北インターチェンジ周辺の土地利用についての2項目を精いっぱいしてまいります。

  また、本定例会で私にいただいた4年間の任期が満了となりますので、最後の最後の最後まで全力で頑張ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

  私の住んでいるところは窪田地区の振興住宅地になっていますが、家の目の前は田んぼ、そして、道路を挟んで田んぼ、夏にはカエルの合唱が鳴り響くとてものどかなところとなっています。雪解けを迎えれば田植えが始まり緑が色めく時期がやってまいります。そして、秋になれば、稲穂が黄金色に輝く私が一番大好きな時期です。

  地区の人も農家の方が多く、個人でナスやキュウリ、トマトを栽培したり、法人化し、大豆やソバをつくったり多種多様な農作物を生産し、個人販売や農協へと出荷しています。そして、今回テーマに挙げた青果市場へ持っていかれる方もいらっしゃいます。

  この市場は、昭和45年に公設の青果物卸売市場として事業開始、同47年12月に地方卸売市場として開設されました。当時の建設費用は1億3,000万円ですので、今の貨幣価値でいうと、約7億円から8億円程度となっております。来年には開設50周年を迎えることとなりますが、公設の同市場が果たしてきた役割は言うまでもありません。

  しかし、最近懸念されているのは、市場の老朽化問題です。今今、倒壊することはないかもしれませんが、外観を見てみますと、大分経年劣化が目立っております。そして、気になるのは、1番の修繕費用が平成29年度決算で620万円、30年度予算で300万円、新年度予算では210万円が計上されていますが、今後も突発的に修繕費が増加するのであれば、早急な対応が求められます。

  まず1点目に、同市場の役割、重要性はどのように考えているのか、老朽化が進んでいるが、建てかえ時期や候補地は決まっているのかについてお伺いいたします。

  次に、代表質問でも取り上げていますが、少子高齢化、人口減少の波を受け今後の将来を見通せない状況にあります。本市においてもコンパクトシティや立地適正化計画、財政健全化計画など持続可能な社会の形成を進めているわけですが、公共施設の集約や中心市街地の抜本的な取り組み、政策的な誘導もできず歩みが遅いようにも感じられます。

  一方で、若い世代からは規模縮小のまちづくり、変わりばえしないまちなど余り印象を与えられていないのも現実です。

  近隣都市を見てみますと、天童市や鶴岡市などでは土地区画整理事業を行い、まちの新しい顔づくりに励んでおりますし、お隣福島市や伊達市、本日お昼のニュースにもなりましたが、南陽市などでもインターチェンジ周辺のまちづくりや土地利用が着実に進んでいます。

  米沢市でもインター周辺の土地利用を具体化していかなければ、さらにおくれをとっていく可能性もございます。本市においても東北中央自動車道福島大笹生インターチェンジ・米沢北インターチェンジ間が開通し、無料区間とあって米沢北インターチェンジの通行台数も大幅にふえております。今後は国道287号線のバイパス開通など米沢北インターチェンジ周辺は交通の要衝、中核となることは間違いありません。

  そこで、お伺いします。東北中央自動車道米沢北インターチェンジ周辺の土地利用について、市長の将来ビジョンはどのように描いているものでしょうか。

  以上となりますが、このたび、御退職されます部課長、職員の皆様、そして、議員各位の皆様におかれましては、これまで市政発展のために御尽力いただきましたことを深く敬意を表し、壇上での質問を終わらせていただきます。

○島軒純一議長 中川市長。

  〔中川 勝市長登壇〕

○中川 勝市長 私からは、東北中央自動車道米沢北インターチェンジ周辺の土地利用についてお答えいたします。

  米沢北インターチェンジ付近につきましては、東北中央自動車道はもとより、一部供用を開始しました国道287号米沢北バイパス、国道121号も通る交通の要衝であります。

  以前から申し上げてきておりますが、その周辺の土地につきましては、開発ポテンシャルも高まりますので、その利用、活用は本市の発展に十分に寄与できる可能性を有していると、このように考えております。

  一方で、北インターチェンジ周辺の土地利用の形態は、優良な農地に囲まれており、現状においては農業振興地域としてこれを良好な状態で維持し、保全していく旨の方針がございます。

  このことから、新たな開発を進める場合においては、農振除外を含めた土地利用に関する方針の転換など解決をしていかなければならない課題が多々あり、今後、さまざまな議論や調整が必要となってまいります。

  現在、都市計画マスタープランと立地適正化計画の策定を進めておるところでありますが、この中でも広く御意見をお聞きしがら、将来を見据えた土地利用のあり方について検討していかなければならないと考えておるところであります。

  いずれにしましても、農振除外は必要となりますことから、それが可能となる5年後までの間に土地利用の将来像についてお示しできるようにしてまいりたいと、このように考えております。以上です。

○島軒純一議長 菅野産業部長。

○菅野紀生産業部長 私からは、1番の青果物地方卸売市場の建てかえについてをお答えいたします。

  初めに、市場の役割、重要性はどのように考えているのかについてお答えいたします。

  当青果物地方卸売市場は、市民生活の日々の食卓に欠かすことのできない多くの野菜や果物などの生鮮食料品を年間を通じて安定的に、そして、公正で透明性の高い価格により供給することで市民生活はもちろん、流通に携わる青果店や農産物を日々出荷する生産者の経営の安定にも貢献しているものと考えております。

  特に当市場は、農産物の生産地に立地していることから、地元生産者の主力品目である夏秋キュウリなどは県外に出荷され高値で取引されており、若手の生産者もふえています。また、卸売会社である米沢青果株式会社で商標登録をしている寒中野菜のブランド化にも関係者が一体となって取り組んでいるほか、本市の伝統野菜である雪菜の主な出荷先でもあることから、地域農業の振興のために重要な施設であると認識しております。

  そして、近年は当市場を通して市内小・中学校給食への地場野菜の共同購入も実施しており、地産地消や児童・生徒に対する食育の推進にも欠かせない施設であると考えております。

  次に、建てかえ時期や候補地は決まっているのかについてお答えいたします。

  同市場は、老朽化が進んでいるため、建てかえ等の整備手法を検討するため、平成28年10月に総務省の地方公営企業等経営アドバイザー支援事業を活用し、市場流通の専門家の助言をいただき、その後も継続して相談をさせていただいているところです。

  施設整備については、現在、本市公共施設等総合管理庁内検討委員会で今後のあり方を検討する施設に取り上げており、今年度は、以前から助言をいただいている市場流通の専門家にも参画いただき、当市場の卸売会社と生産者組合、そして、青果商業組合と本市で構成する同市場のあり方検討会で施設整備と市場運営の手法等について話し合いを行っているところです。

  そのため、現時点では具体的な時期や場所は決まっておりませんが、隣接する魚市場との関係からも現在の場所に整備をしたいと考えております。

  私からは以上です。

○島軒純一議長 成澤和音議員。

○12番(成澤和音議員) じゃ、順番を変えて先に米沢北インターチェンジ周辺のほうからお伺いしたいと思っております。

  市長もおっしゃっておりましたが、あそこの地域は、地区に関しては20年程度の壁がありまして5年後というのが一つの区切りかなと思っております。

  東北中央自動車道が開通してからすごく感じるのが、昼夜問わず大型トラックが本当にふえたなと。交通量でいうと、1.5倍程度にふえたという話もしていますし、今年度、南陽・上山間が開通すれば、さらに無料区間ということもあって通行台数はふえていくということは間違いありません。

  あそこの土地に関しては、20年も前からずっと言われてきておりましたが、その都度、その都度、頓挫してまいりました。ただ、一部で農振除外できた土地がありまして開発されてきた経緯もございます。

  私が一番懸念しているのが、農振除外ができたから開発して部分部分で宅地造成であったり、企業が出店したりしててんでんばらばらのまちになってきているのも現状なんです。だからこそ、今、将来どういうふうな方向に進めていくのか、しっかりと計画をつくっていただきたい。これ以上、もう田んぼの真ん中に住宅地を1戸だけつくる、そういったことはないようにぜひしていただきたいなという思いがございます。

  現在、定住自立圏構想などもまとめて近隣市町ともいろいろ連携を深めていっておりますが、ぜひともあそこの地の利、立地のよさを生かせれば置賜3市5町の中核となるような拠点として整備できるんじゃないかなと。そこから日本全国だったり、東北であったり、そういったところに整備できるんじゃないかと思いますが、市長、現段階でそういった視点をぜひ盛り込んでいっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○島軒純一議長 中川市長。

○中川 勝市長 議員おっしゃるとおりでありまして、あそこを今後、どのような手法で、5年後というのは国営第2期が終了する年度でありますので、それまではなかなか手をつけづらいという部分がありますので5年後と申し上げました。

  その中でこの5年間、もっと早くなるのかもしれませんけれども、方向性だけは、虫食いになってはもちろん、だめであります。それで、先ほど申し上げましたように、交通の要衝でもありますので今後、高速道路がいろいろ延びて周辺、県外でも県内でもインター周辺の土地開発というのが進められているという計画が出ておりますので、そこら辺も見ながら、あのエリアがどのような土地利用していけばいいかということは、しっかりとこれから取り組んでまいりたいと、このように考えております。

○島軒純一議長 成澤和音議員。

○12番(成澤和音議員) ぜひ市長の手腕、リーダーシップに私は期待したいなと思っております。

  改めて時期がたって再質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

  青果物、今回のメーンになりますが青果物のほうから御質問させていただきたいと思います。

  私、毎回毎回思うんですけど、米沢市って夏休みの宿題のように、ぎりぎりじゃないと何もできないまちなのか、もうちょっとこの市場を見れば、50年たつな、もうそろそろだなと。本来であれば、この時期にもう方向性など出ていてもいいんじゃないかなと私は思っております。すごく取り組みが遅かったと思いますが、もうちょっと早くからそういったところ、できなかったものですかね。何で28年からそういったところ、あり方とかいろいろアドバイザーの話を聞くということになりましたが、もうちょっと早く取り組めたんじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。

○島軒純一議長 菅野産業部長。

○菅野紀生産業部長 古くは昭和の代から置賜の青果物市場を統合するような話もありましてさまざまな経過がございます。そのような中で米沢市の青果物市場としましても、長年、当然、年数がたっているということでいろいろと検討はしてまいりましたけども、なかなか具体的な整備、決定まで至らなかったというのが実情でございます。

○島軒純一議長 成澤和音議員。

○12番(成澤和音議員) さまざま状況も変わって、やはり50年前と比べますと、市場の役割というのも変わってきたかなというふうに感じております。

  当時を振り返って、私、まだ生まれていないのでわからないんですが、3市場あって価格が安定しなかったり、それを何とか一つにまとめて公設として進めてきた一定の効果というものはすごく感じておりますが、スーパーを見てみますと、大手スーパーですと、市場直送で県外から直接仕入れたりと、そういうふうな農協も直売所などを設けて、本当に現状、市場、当時、設置したときの役割が果たせているのかというと、少し疑問には思いますが、先ほどお話しした中でも、やっぱり市場というのは米沢のブランドをつくってきた、寒中野菜しかり、夏秋キュウリであったり、雪菜、こういったものを生み出してきた公益性というのも十分鑑みないといけないのかなというふうに感じております。

  やっぱり今のこの日本の情勢の中でいうと、一方的に生産しても物が売れない時代、どういった市場があって、どういったニーズがあるのかというのを読み解く、そのためには私、やっぱりこの市場、市場が主体となって冬に野菜ができないか、そういったことで寒中野菜ができたりとか、キュウリ、すごくいいねということで県外に出荷したり、そういったブランドをつくってきたわけなんで、ぜひとも方向性だけでも早く示したほうが私はいいと思っております。

  もう1点の観点でいうと、先ほど修繕費のほうをお話ししましたが、米沢食肉公社のあの建物、支出額、歳出で3億、うち600万円ほど維持修繕費に充てております。青果物卸売市場、歳出、29年度、3,000万円のうち600万円の修繕費かかっているわけなんですよね。これが、やっぱり突発的にドンとここを改修しないといけない。そういったリスクを考えれば、やっぱりある一定程度、早い段階で方向性だけ示していかないといけないんじゃないかなと思います。この市場の方向性のリミット、どのように考えていますか、何年後をめどにどうするという方向性を出したいと考えておりますか。

○島軒純一議長 菅野産業部長。

○菅野紀生産業部長 平成29年度で修繕費が約620万円ほどかかっております。これにつきましては、重量シャッターの3カ所の修繕を行ったもので、ここ10年ほどの修繕費は平均では年約390万円ほどとなっております。

  そんな中で、現在の施設をこのまま維持していくことは、確かに修繕費がかさむことから早急な施設整備が必要と考えております。そのために現在、施設整備も含めて市場のあり方を検討しております。方針、方向性について今年度中には決定したいというふうには考えております。

○島軒純一議長 成澤和音議員。

○12番(成澤和音議員) ぜひとも今年度中に出していただきたいと……、今年度、今年度ですと、3月なので、新年度でしょうかね、もう間もなくだすということですか。

○島軒純一議長 菅野産業部長。

○菅野紀生産業部長 あり方検討会の中では今年度中にということで今、目指してやっておりますけれども、何せ交渉といいますか、協議する相手もおりますので、その辺については取り組んでいきたいということでいる我々の思いでございます。

○島軒純一議長 成澤和音議員。

○12番(成澤和音議員) ちょっと私の聞き間違いかなと思ったんですけれども再確認させていただいて、ぜひあり方についてもう早い段階で示さないと、この市場の方向性は決まらないと私も思っております。やっぱり非常に苦しい経営の中で今、大規模に建てかえしてもいいものなのか、それとも手法もいろいろあると思いますので、ぜひお願いしたいなと思います。

  市町長もぜひお言葉頂戴したいなと思うんですが、お話を聞きますと、新年度、その団地の方といろいろ意見交換したというようなお話をお伺いしましたが、市長のその考え方に関しては、いかがなんでしょうか。

○島軒純一議長 中川市長。

○中川 勝市長 あり方検討委員会については、既に今、産業部長から申し上げたとおりであります。ただ、ことしになってからそういった状況もあるんですけども、あそこの卸売団地協同組合全体の中で、やっぱりどのように青果物市場、場所も含めてどのようにしていったらいいかということについては、これは単に魚市場もあるわけであります。そういったお互いの連携というものも必要でありますので、ぜひ魚市場、要するに卸売協同組合全体として今後の青果物市場と魚市場の運営の仕方も含めたところを一体となって検討させてほしいという申し入れがあったことは事実であります。でありますので、しっかりと卸売協同組合のほうで、それは我々として責任を持ってやっていきたいという話もいただいておりますので、今後の、今まであったあり方検討委員会と新たな取り組みをどうしていくかということも含めて、なおしっかりと、要するに協同組合の取り組みとしてやっていけるのか、その中で我々もどうかかわっていくのかということについては、新年度に検討をさせていただきたいと、そういう話はさせていただいておるところでありますので、そのように取り組んでまいりたいと、このように考えております。

○島軒純一議長 成澤和音議員。

○12番(成澤和音議員) 私も懸念しておりました。あそこには民間の市場もありまして、そちらも多分同じ時期あたりに建設されたんでしょうかね、改修とか建てかえの話も大分機運というか、上がってきているようです。片や公設で、そこら辺の連携というものを強く、市長、おっしゃったとおり、やっぱりやっていただきたいなと思いますが、これは農林課のサイドで検討していくんでしょうか。私、てっきりそういった準備室などを新年度体制で設けるものなのかなと思ったんですが、そこまでには至っておりませんか。

○島軒純一議長 菅野産業部長。

○菅野紀生産業部長 現段階では青果物市場のあり方について検討している段階でございますけども、団地内で隣接する魚市場もございます。そういった買受人の皆様からすれば、隣に寄り添って建っていることで利便性が高いのでこのままでいてほしいというお話もございます。そういった意味で、青果物市場の整備に当たっては魚市場等との協議もお話し合いもさせていただいて、いろいろと検討の一つとしていかなければならないことと思っております。

○島軒純一議長 成澤和音議員。

○12番(成澤和音議員) 全国的に見ても、やはり青果物と魚市場は一体となって整備しているところが多いようです。購入者も必ず両方で買ってからお店のほうに戻るという話だったんで、ばらばら、片や現在地に残って、片や移転なんていうようなことだけは避けてもらわないといけないなと思いますので、そこはしっかりと取りまとめていっていただきたいと思います。

  それともう1点、お伺いしたいのは、まちづくり総合計画でもあり方の検討、今も部長お話ししましたが、このあり方というものがいまいちよくわからなかったわけなんです。ほかのところは、もう大手の中央市場でもあり方検討に入って5年も10年も前からやっていて、SWOT分析、強み、弱み、機会、脅威というものを設けて将来像を描いているようなことも書いておりましたが、このあり方というのはどういうあり方、そこまでの分析などをされているんでしょうか。

○島軒純一議長 菅野産業部長。

○菅野紀生産業部長 現在取り組んでおりますあり方の検討につきましては、施設整備と運営体制も含めての検討ということで考えています。今、議員から御指摘ありましたSWOTですか、こちらのほうについては経営戦略についての部分かと思いますので、そちらのほうにつきましても31年度から10年間の経営戦略を立てなければならない、これは国のほうから指導がありますので、そういった意味で経営戦略立てることで青果物市場の審議会のほうで検討いただく予定でおります。

○島軒純一議長 成澤和音議員。

○12番(成澤和音議員) これからというのであれば、やっぱりほかと比べると10年おくれているんじゃないかなというふうに思います。私が見たのは、長崎県の中央市場ではありましたが、大分取りまとめて方向性は出しておりました。経営戦略となるのであれば、特に重要ですよ。これからのマーケット、どういうふうに読み解くのか、どれぐらいの市場規模になっていくのか、大手であればあるほど、やっぱりかなり危機に直面している、売上が何億って、取引額が何億単位で動いていくわけですから、そういうふうに危機感を持ってされていらっしゃったのかなと思います。ぜひともそこら辺も早い段階で、31年からって、方向性だけ早くお示ししていただかなければ、今後、市場というのは非常に経営の危機が迫ってまいると思いますので、選択と集中、どこに投資していくのか、どこを規模縮小していくのか、そういったところも見据えてやってもらいたいなと思います。

  ちょっと時間もないのでもう一点だけお伺いしますと、こちらも前からお話はしておりますが、この青果物卸売市場で花卉の取り扱い、木になる柿じゃなくてお花のほうの花卉です。花卉の取り扱いに関しては行えないものなんでしょうか。

○島軒純一議長 菅野産業部長。

○菅野紀生産業部長 本市の花卉栽培につきましては、JA山形おきたまで花卉振興会に所属する生産者の皆様が担っているというふうに伺っております。以前、JAおきたまのほうに相談させていただきました。花卉の青果市場への出荷、いかがなものかということで相談したところ、販売単価を有利なものにするためだったり、作付する品種について市場関係者等の専門的なアドバイスをいただいたり、また有利な取引のために出荷数量をまとめる必要もあるということで、JAのほうで一手に担うことが望ましいということで伺っております。

○島軒純一議長 成澤和音議員。

○12番(成澤和音議員) 懸念しているのは、これまでいっぱい失敗しているわけなんですよ。小菊生産であっても、県外の市場にニーズに合わせた形で生産してきました。その県外の市場が、例えば価格安定しなかったり、生産中止してけろと言うと、大打撃を受けるのがこの生産地なんですよね。現在も200万円程度取引あるようですけど、ぜひ県外任せでなくて、米沢の市場というのにも広げていくことで、知らなければ広がらないかなと思います。変えなければ米沢の人も知る機会も少ないわけですし、ちょっとこちら、改めて質問させていただきたいなと思います。

  最後になりますが、来年、平成32年になりますと、この青果物卸売市場がv50周年を迎えます。過去を振り返ってみると、20周年、30周年の記念事業はやってきましたが、平成22年のときの40周年は行いませんでした。理由はわかりませんが、今回50周年、そういったものは企画したりはしないものなんでしょうか、お伺いします。

○島軒純一議長 菅野産業部長。

○菅野紀生産業部長 まだ具体的な検討には至っておりませんけれども、米沢青果のほうとお話をさせていただいた部分では、やはり何らかの節目の年であるから取り組みを検討したいというふうには社長さんもおっしゃっておりました。

○島軒純一議長 成澤和音議員。

○12番(成澤和音議員) 最後、要望させていただきますが、最近、市場で見られるのが市場のオープン化ですね。今まで入れなかった。豊洲、築地が最たるもので、中に入ってその場の雰囲気を味わったり、活気を見たり、そういった流れになっております。ぜひ来年の節目の50周年のときにはぜひ市場のオープン化、市民に多く来てもらって市場の価値であったり、市場の役割というものを再認識する機会を設けていただきたいと要望させていただきまして、私の一般質問を終わらせていただきます。

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